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 ■閉店のご挨拶 

【06.10.04】 

フランス料理レストラン肴屋より閉店のご挨拶

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◆◆ レストラン肴屋(sakanaya)インフォメーションメール ◆◆
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 体にやさしい、心に響くフランス料理のレストラン
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2006.10.4
 

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【1】 閉店のお知らせ

【2】 激励メールにお礼申し上げます

【3】 シェフの闘病経過

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【1】閉店のお知らせ
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 長い間、ご愛顧を賜り
 誠にありがとうございました。
 
 
 先月下旬に 
 このインフォメーションメールにて 
 お知らせさせて頂きましたが、
 
 シェフの闘病での不在中、
 あの広い店舗を維持・経営することができないため、
 8月末日にて賃貸契約解除となり、
 残念ながらお店を手放すことになりました。
 
 

1999年9月に浦和・常盤に移転して、あっという間の7年間。

私共レストラン肴屋を長い間ご支援、ご愛顧頂きましたこと
 心から感謝申し上げております。
 

 皆様、ぜひあの空間を引続きまたご利用なさって
 存分におくつろぎ頂ければ、幸いです。
 
 
 
 
【2】激励メールのお礼とWEBサイトでのご紹介のご了承
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 突然の閉店になり、
 シェフも病床で無念でいっぱいで一層苦しんでおりました。
 
 店をまだまだ続けていきたい想いが強くありましたので、
 それができなくなることになり、
 病気が悔しくてたまらないようです。

 ですが、前回のインフォメーションメール以後、
 皆様からたくさんの応援メッセージが届き
 それをシェフに一通一通見せましたところ、
 シェフは涙が溢れるほどに感激で
 胸がいっぱいになっておりました。
 
 
 本来ならばお一人お一人に
 お礼のメールを書かなければならないところを
 なかなかご返信できずに、
 この場を借りてお礼申し上げる失礼をお許しくださいませ。
 
 
 皆さん、本当にありがとうございました。
 
 
 
 メールを読んでいらっしゃらない方も大勢いることでしょうし、
 お気遣いから、差し控えた方も多いことでしょう。
 
 シェフは、そのことも十分承知しており、
 とにかく、今まで一回でも肴屋に
 ご来店くださいましたお客様一人一人に、
 また、まだご来店されていなくても
 興味を持ってメルマガ登録してくださった方々一人一人に、
 感謝をしております。
 
 
 お客様にこれほどにご心配していただき、
 これほどに温かく応援していただき、
 きっと病気に勝って、お客様に還元するべく意欲を燃やして
 どれだけ闘病の励みになっていることか、、、。
 
 肴屋にとっての財産は、
 設備投資や内装などの「物」ではなく、

 私達の財産は
 
 「お客様」
 
   であることを、
 
 つくづく確認できる幸せなこととなりました。 
 
 肴屋にとっては、多くのお客様に支えられたこと、
 お客様に恵まれ、
 こんなにもありがたいことは他にありません。
 
 それを確かめることができ、
 シェフも一層幸福を感じております。
 
 
 皆様から頂いたお見舞いメール、激励メールは、
 プライバシーを厳守し、個人が判断できないように配慮の上、
 肴屋のWEBサイトにご紹介させて頂きたいと思っております。
 
 頂いた皆様お一人お一人にご確認できないままですが、
 ご迷惑ないでしょうか。
 何かあれば、こちらにメールをされた方はおっしゃってください。
 
 
 
 肴屋のWEBサイトはそのまま残しておく予定です。
 詳細のお問合せや連絡が必要な方は
 お電話か、WEbサイト上に記載の
 メールアドレスまでお願いいたします。
 
 
 
【3】シェフの病状経過
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悪性リンパ腫の中の、
日本人に少ない珍しい症例とのことで、
また、悪性度の高い病理で、
再発での進行具合が急速でした。


シェフは、入院中も毎日高熱続きでしたが、
つい先日、臍帯血移植に挑みました。


一度も退院することもできないまま
抗がん剤が始まりましたが、
残念ながらそれさえも効かないほど
病気が進んでしまっており、

そのため早急の「移植」しかない、
しかも骨髄バンクでドナー待ちをしている時間もない、
という状態のため、
「臍帯血移植」(さいたいけついしょく)
という最後の切り札に挑むことになりました。

現在、過酷な前処置と移植で起こり得る合併症で
正に壮絶な闘いをしております。


早く体が良くなって、
料理を作れる日が近づくことに希望を持ちながら、
頑張って闘っております。

正にそれは、お客様皆様の激励があったからこそ、
「頑張って回復する!生き抜く!」という
強い意思が保てているようです。
そばで見ていて本当にそう思います。


本当に本当に、皆様に心から感謝申し上げます。


繰り返しますが、
激励メールへの御礼を申し上げることが遅れて
申し訳ありませんでした。

また、シェフの闘病の様子など
ホームページに載せたかったのですが、
お店の後処理や、病状の刻々と変化する事態に伴い、
なかなか対応できずに申し訳ございません。


浦和区常盤のあの場所には、
もうレストラン肴屋は存在しませんが、
WEB上でご挨拶やご報告を申し上げていくつもりでございます。

時々観覧頂ければ何よりです。
WEB上でレストラン肴屋サイトを残すことで、
肴屋シェフの強い意志と夢と希望と、
そして最後まで想っている大切なお客様への感謝の気持ちを
記していきたいと思っております。

 
 
 長い間のご支援、誠にありがとうございました。
 
 
 皆様もどうぞお身体お大切に、
 益々のご健勝をお祈り申し上げております。
  
  

         レストラン肴屋(sakanaya)

              マダム 近野 仁姿(nishina)

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